2015年7月29日水曜日

もうすぐ8月…

今年は、「被爆70周年記念」の年です。

7月もあとわずかになりました
毎年思うのですがこの時期、利用者の方々は落ち着かなくなります。

もちろん認知症も進んではいるのですが…
「○○ちゃ~ん○○ちゃ~ん」と子供の名を呼びます
「家に帰らんば…家に帰らんば…」と徘徊します。
「ご飯を作らんば…」
「そこに○○が来とるやろ?」
「○○がおらん…」と捜しに廊下に出てきます。

もちろん「被爆者」だけが苦しい思いをしている訳ではありません
戦争体験者は、みんな何らかの、忘れられない大きな苦しみを抱えています。

でも、この8月9日が近付くと(長崎原爆投下の日)
身体が覚えているんです
不思議と、当時の世界に入り込み、苦しみの中を再び通るんです。

傷…これらの傷を見てあなたは何を思いますか?

「命の尊さと、世界平和を願い…」

まず身近な所から、各家庭の中から…
その中にある傷を癒し…憎しみではなく愛することが出来ますように
そこから、広がり世界平和へと繋がっていくのではないかと思うんです。

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