餅つき大会は…No2

ほら…ここにも、つぼみを携えた花が咲いています。

そうそう、餅つき大会ですが…
例年外で餅つきをするのですが、朝から再び気温が下がり風が強い為…
外で行うのはまきでもち米を蒸すことだけにしました。

そして、広い玄関ロビーに石臼と杵を準備…
餅がくっつかないようにボールに水としゃもじも…
そして餅をつくのはまず、若い男性職員です。

「えい・やー　　えい・やー　　えい・やー　　えい・やー」と
掛け声のリズムとともに杵が舞います。
何とも頼もしい、はっぴ姿の男性群…

周りで見守る人々…みんな心を合わせ「えい・やー　　えい・やー　　えい・やー」

少し離れ、大きなテーブルの上にはもちとり粉をまぶした大きな容器と…
周りには女性職員と車いすに座ってる利用者が今か今かと待ち構えています。


つきたてお餅が登場しました。
姉さんかぶりを頭にした、昔の娘さん達
みんなの顔が輝き、ちぎった餅を手にしてコネコネ…

さすが、昔とったきねづか…
「もちはだ～」「あったかいね～」「きもちいい」と…
そして「懐かしかね～昔餅つきしよったとよ…」
「私は昔長屋に住んどったからね…みんなでつきよった…」
それぞれに昔のことを思い出し、会話が弾みます。
とっても嬉しそう…

そうなんです。
「回想療法…」普段かなり認知症が進んでいても、
このように昔していたことは覚えていて、体が自然に動くんです。

ほらほら…あの人…
リューマチが進行し指が曲がってしまい動かないのに…
こねこね…こねこね…してる…嬉しそうなお顔です。

そして…

つづく…