2014年12月13日土曜日

餅つき大会は…No4

さあさあ…餅つき大会です。
男性職員だけでなくみんなも体験いたしましょう…

職員に混じり、車いすの利用者の登場です。
もちろん両脇に職員がいて、杵を振り下ろします「エイ・ヤー エイ・ヤー」と…

そうそう、韓国から来ている実習生の女の子も…
初めて頭に「日本タオルの姉さんかぶり」をしてもらい…
餅つきは初めてですって…
「エ・エ・エ…」としり込みしながらも嬉しそうに「エイ・ヤー エイ・ヤー」と…

さあさあ…だんだんロビーが超満員ですよ…

「最初からの人は次の人とバトンタッチしてください~」と誰かが言ってますが…
素直に「楽しかった」と代わる人もいれば、がんと席をゆずらず
「私が丸めなきゃ誰が丸めきるもんね…」と澄ましている人…

普段と全く違う顔を見ます。

今日面会に来たご家族…
嬉しそうにあん餅を頂いて「ありがとうございます」って…

昨夜「長寿」を全うし天に帰られた方のご家族…
お餅を手に「本当にお世話になりました…」と涙ぐみます。

通常、病院などでは「死」を隠します。
亡くなったら、そっと地下の霊安室に移動し…
周りの人の目に触れないように出ていきます。

でも…
ホームは違います。
ロビーに他の利用者達・職員も集まり、
御本人様も白い布から顔を出し、みんなに最後のご挨拶です。

天に帰った方の永遠の安息の為に…
残されたご家族の悲しみが和らぎ平安があるように…
みんなで祈り、「聖歌」を歌いながら、お見送りします。

どの人も言います…
「私もこんな風にして最後を迎えたい…」って
共に生活している利用者の方々…
それぞれ「死」を身近に感じているんです。

そして、別れは悲しみではなく「お祝い」なんですもの…
病院と全く違う面ですね。

だから、御遺族の方も…
お餅を嬉しそうに受け取ります。


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