2014年1月22日水曜日

母の信仰 No15

娘が久しぶりに食べたいって言うので、昨日「たこ焼き」を作りました。両親が元気だった頃、みんなで囲んでワイワイと食べたものでした。このたこ焼き機も母が買ったものです。

そう、ずっとしまいこんでいました。

母は「1ヶ月と言われ…」「後1週間」と言われてから…
そう、8年間生きたんです。

母は「A子が泣かないで留守番が出来るようになるまでは…死なない!」と言って、どんなに苦しくても…どんなに混乱しても…
神様に祈り続けていたんです。

「私は今、天に帰るわけにはいかないんです…神様…」って。

聖書を読んでもらうのを本当に喜んでいました。

そして、今の教会に来て、祈ってもらうのを…心待ちにしていました。

神様は本当に願いを聞いてくれることを何度も体験しました。
「祈ってもらうと、違うんよ…身体がすっと軽くなるんよ…痛みがなくなるんよ…神様がいるのが解る…」って言ってました…

だから、私に「此処でいい」って言ってくれたんです。

そう、家族親族…周りの人たちが何か言おうと、私に託してくれたんです。

そして、実際「何で?」と聞かれた時に、神様が私達にして下さった「証」を語ることができたんです。

私は「だから…私は此処にいるんです…」って堂々と言えます。

母はホームに入る時、「旅立ち」の時に着る着物や写真を前持って用意していました…二つ(じいちゃんの分も)

そして、最後の入院生活を送る中で、意識がしっかりしている時を見計らって少しづつ一緒に決めていったんです。

普通カトリックの人は「教会」で行います。お通やは「信徒会館」を用いて…

でも、今回自分達は「わざわざ教会へ運ばなくていい…◯◯◯で◯◯して…」って具体的に決めてました。

だから、天に帰った時に、母の意向を伝えることが出来たんです。

最後は、全身浮腫の為に、毛穴から水が漏れる…そう、皮膚の上に丸く水玉が出来る状態にまでなっていました。
でも、最後の最後まで「祈り賛美し聖書を聞いて…」とってもいい顔をして旅立ったんです。

そう、「光は闇の中で輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった…」
大好きな聖書箇所を持って…

「私は思い残すことは無い」と言ってくれました。

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