2014年1月20日月曜日

私のじいちゃんは…NO10

毎日毎日仕事帰りに父の所に行きました。

日に日に…目に見えてレベルが落ちて行きました。

それは…今日できたことが次の日はできないんです…
言葉が出なくなり、握手する手に力が入らなくなり、握れなくなり、起き上がれなくなりました。

そう、入院した時のまま…

もう二度とベットから自力で降りることは無かったんです。

私がしたい放題です…手を持ち上げても、顔や頭を叩かせても…足をくすぐろうと…「やめろ〜」とは言いません…

私は何時も「じいちゃん ごめんね…じいちゃん ごめんね…」と涙ながらに言っていました。

でも、父は「ミッコ…泣くな!」って言葉にならない言葉で言うんです。

1週間後…その日は全身に冷や汗をかいていて…「んっ???」と思いました。

何となくおかしいのです。
「じいちゃん!具合悪いの?どうしたの?」と声かけながら…ジッと見ていると…突然呼吸が…止まったんです。

直ぐにナースコールを鳴らし、先生と看護師が飛んできました…

先生が言いました。
「呼吸中枢がやられた…」って…
脳死ではなく、呼吸が出来ない状態だから「人工呼吸器を…」って…

本当は人工呼吸器なんか付けたくなかったんです…でもね…一分を争う決断が必要で…

明日大阪で結婚式があり、家族は全員大阪に向かっており、私だけが残っていたんです。(私も結婚式に出る準備をしていましたが、父の状態が気になり中止しました)

直ぐにみんなに連絡を取り…
「2〜3日…何とか…」との希望だったので…

処置室から出てきた父の顔を見て…
涙が止まりませんでした。

「じんちゃん…これでよかったんだよね…じいちゃんが可愛がっていた
○○ちゃんの結婚式だよ…じいちゃん…」って…

私は神様に「どうしたらいいんでしょうか…どうしたら…神様教えて下さい…」と叫んでいました。

つづく…

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